マーケティング活⽤サロン【エルシャーム】
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新規顧客の獲得とリピーターの増加は、美容クリニックの売上をアップさせられる大きな要素となります。美容クリニックを安定的に経営するためには、技術力や料金面ではなく、集客力が最も大切です。
また、集客力を維持させるためには、集客の仕組みを作らなければなりません。しかし美容クリニックの経営者やマーケティング担当者は、どのようにして集客すれば良いのか悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回は、Webマーケティング戦略を利用した具体的な集客方法について解説します。効果的な集客方法を行いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
近年は若者を中心に美容整形への抵抗感が下がり、美容クリニックの注目度も上がっています。その分、美容クリニックの競合が多く、集客には工夫が求められるでしょう。
そこで着目すべき集客方法が、インターネットを利用したWeb戦略です。特に美容整形は、プライベートな悩みに関連しているため、インターネットによる検索需要も高くなります。
では、Webによる集客で売上を増加させるためにはどのような方法が存在するのでしょうか。まずは、代表的な6つの広告手法について、押さえるべきポイントを解説します。
人々が日常的にインターネットを利用する現代において、自院のホームページを開設することは必須と言っても過言ではありません。ホームページがあると、施術方法や料金がより詳しくわかるため、患者の安心感にも繋がります。インターネットで美容クリニックを探している方が、来院するきっかけにもなるでしょう。
ただし、ホームページはただ作成すれば良いわけではありません。ホームページ開設には、必ず押さえておきたいポイントが存在します。
美容クリニックのホームページを開設する際は、検索するユーザーが何を求めてホームページを閲覧するのかをまず考えましょう。
「施術方法は危険ではないだろうか?」「高額な料金を請求されたりしないだろうか?」「美容整形を行う医師は信頼できるだろうか?」
検索する人の多くは、上記のようにさまざまな観点からの疑問や不安を抱えています。美容クリニックにとっては、このような不安を解消するためのコンテンツを用意することが大切です。
例として、ホームページに記載しておくべきコンテンツには下記が挙げられます。
美容クリニックに限らず、どのようなお店だとしても、お店に訪れたことのないユーザーが、治療方法や施術内容、さらにスタッフや料金といった情報を知りたいと考えることは当然です。
そのため、ホームページに掲載するコンテンツにおいて最も大切なのは、「情報を開示してユーザーを安心させること」だと言えるでしょう。
ホームページを訪れた方がコンテンツを読むかどうかは、デザインが大きく影響します。ホームページを訪問してくれた方に安心感を抱かせるような、優しく清潔感のある印象を与えるために、明るく整然としたデザインにすることがおすすめです。
ホームページのデザインにおいて、最も大きな影響を与えるのは「色」です。明るさや優しさをイメージさせる色の中から、自院の雰囲気とマッチした色を選びましょう。
多くの美容クリニックでは、明度の高い「青・緑」「ベージュ・ピンク・白」を組み合わせる例が多く見られます。暗いイメージを連想させる色や明度の低い色は、極力使用しないようにしましょう。
ホームページを単純に作成・運用するだけでは、多くの方に見てもらうことはできません。GoogleやYahoo!などの検索サイトからホームページへの流入数を増やすためには、SEO対策を行う必要があります。
SEO対策とは「検索エンジン最適化」とも呼ばれ、検索結果の上位に自身のホームページを表示させ、露出度やクリック率を高めるために行う施策のことです。
美容クリニック業界においては、競合のホームページが多く存在します。競合のホームページに勝つためには、検索サイトに上位表示させ、ユーザーからのクリック率を高める必要があります。
規模が小さい美容クリニックの場合、競合性の高いキーワード(ビッグキーワードなど)で勝負しても対抗できません。しかし複合キーワードは、ビッグキーワードよりも競合性が非常に低いため、規模が小さい美容クリニックでも上位表示の可能性は充分にあります。
そのため、規模の小さい美容クリニックが上位表示を目指すなら、治療名と地域名を組み合わせた複合キーワードでSEO対策を行うことがおすすめです。
検索エンジンは、ホームページを評価して検索結果の掲載順位を決めています。検索エンジンの評価基準として重要なポイントは、検索ユーザーにとって有益な情報を発信すること、さらに一つひとつのコンテンツに独自性と専門性を有することです。
文字の多さではなく質の高さを重視し、信頼できる情報源をもとにコンテンツを作成しましょう。しかし、信頼できる情報源の「単純な二次コンテンツ」となると、独自性が損なわれてしまいます。そのため、自身の経験や体験を踏まえるなどして、他のホームページにはない情報を掲載しながら、コンテンツに付加価値を生み出すことが大切です。
ホームページに顧客を誘導するためには、Web広告が有効です。特にリスティング広告は、キーワードをもとにターゲットが絞られるため、より関心が高いユーザーにホームページをアピールできます。
リスティング広告とは、検索連動広告とも呼ばれ検索キーワードに応じて検索結果の上部に表示される広告を指します。美容クリニックは、美容に関心があるユーザーをターゲットにしたいため、特に有効な種類の広告と言えるでしょう。
ただし、リスティング広告を効果的に利用するためにはいくつかのテクニックがあります。特に重要なポイントは、「キーワードと文章の一致」そして「ランディングページの作成」です。
リスティング広告を運用するのであれば、効果を測定し広告の有効性をチェックすることは欠かせません。広告のクリック率が低い場合は、広告文の問題点を探す必要があります。
リスティング広告で大切なポイントは、キーワードと文章の一致です。
例えば「ヒアルロン酸注入」というキーワードに対し「美肌メニューのご案内」という文章を設定したとします。「ヒアルロン酸注入」で検索したユーザーが知りたい情報は、ヒアルロン酸注入の具体的な方法や効果についてです。
ヒアルロン酸注入について知りたいユーザーに対し、美肌メニューを案内しても、ユーザーが満足できる情報を十分に提供することはできません。キーワードと文章を一致させるためには、ユーザーの検索意図を考えることが大切です。キーワードから見える顕在的なニーズはもちろん、ユーザー自身も気付けていないであろう潜在的なニーズにも応えられるコンテンツを作成しましょう。
美容クリニックにおいて、ホームページを作る目的となる最初のゴールは、「カウンセリング予約・受診」です。このように、反響に関する最終的な成果をコンバージョンと呼びます。
コンバージョンを増やすために有効的な手段が、ランディングページの作成です。ランディングページはLPとも呼ばれ、Webサイトの中で訪問者が最初にアクセスするページを指します。
ランディングページは複数のサービスの中から1つのサービスに絞って訪問ユーザーにアピールできるため、ターゲットを明確に設定できます。
また、ランディングページはリスティング広告との相性も抜群です。特定のキーワード検索に的を絞ったページを作成することで、リスティング広告とランディングページを連動させられるため、着実な集客が見込めるでしょう。
「地域名×美容クリニック」と検索すると、上位にはクリニックのホームページだけでなく、ポータルサイトも表示される傾向にあります。美容業界においては、「ホットペッパービューティ」など、美容業界に特化したポータルサイトが代表的と言えるでしょう。ポータルサイトでは、一つのホームページからさまざまなクリニックの情報を知ることができます。その利便性の高さから、利用ユーザーは多く存在します。
美容クリニックのホームページをポータルサイトに掲載しておくことで、訪問ユーザーの流入経路を増やすことができます。ただし、ただポータルサイトに自院を掲載しておくだけでは、ポータルサイトからの流入は期待できません。
美容業界のポータルサイトでは、クリニックの基本情報や施術メニューに加え、写真や地図、さらにクーポンなどさまざまな情報も登録できます。
ポータルサイトには、数多くの競合ホームページが掲載されています。その中から自院のホームページへ誘導するためには、他院にはないアピールポイントを掲載し、クリニック情報を見たユーザーに関心を持ってもらわなければなりません。他院で実施していないオリジナルサービスがある場合は、大きな強みとなるはずです。
ただし、ポータルサイトによっては自由に書けるスペースが制限されている場合もあります。その場合は、キャッチコピーや写真で独自性を少しでもアピールしましょう。
近年のGoogleは、マップ・地図に力を入れており、特定のキーワードで検索した際、検索結果の上部にローカル情報が表示される傾向にあります。このローカル情報は、「Googleマイビジネス」にオーナー登録をして店舗情報を記載しなければ、表示させることができません。
上部に表示された店舗情報からお店を選ぶユーザーも多く、「じっくりお店を選ぶ時間もないため、とにかく今すぐお店に行きたい」層を取り込むことができます。そのため、Googleマイビジネスの登録は、美容クリニックにとって必須の作業と言っても過言ではないでしょう。
Googleマイビジネスは、Googleの検索結果や地図で表示される情報を一元管理できるサービスです。ここからは、情報を登録する際に有効的なテクニックや、注意するべき重要なポイントを解説します。
前述のとおり、Googleマイビジネスに登録している店舗情報は、特定のキーワードで検索した際、検索結果の上部もしくは右側に店舗情報が表示されます。見やすい位置に表示されるため、クリニックへの訪問を考えるユーザーが情報をチェックする可能性は非常に高いと言えるでしょう。
クリニックへの訪問を考えるユーザーにとって、下記の情報は大切です。
Googleマイビジネスでは、上記の情報を正確に登録しておきましょう。
また、検索画面には店舗情報とともに写真も表示されます。より簡単に自院を知ってもらえるよう、外観や内装、さらに施術メニューの画像も必ず掲載しましょう。
Googleマイビジネスには口コミ機能が付属しており、訪問者が投稿した口コミが表示されます。さらに、投稿された口コミへの返信も、すべてのユーザーが閲覧できるようになっています。クリニックの評判や良さは、実際に利用した方からの口コミで判断するユーザーも多く、Googleマイビジネスの中でとても重要な項目です。
しかし、Googleマイビジネスの口コミには、ネガティブな内容が書かれることもあります。たとえオーナーであっても、悪い口コミを削除することはできません。
もしも悪い口コミを投稿されたとしても、実際に自院で施術を受けた患者からの貴重な意見として受け止め、誠実な対応で返信しましょう。どのような口コミにも丁寧に対応することで、かえって好印象を与えられます。
オウンドメディアとは、企業が独自に運用するメディアを指します。
オウンドメディアも抜群の宣伝効果が期待できるものの、自院の公式ホームページなどとは違った切り口で運用を行うこととなるため、工夫が必要です。
ここからは、美容クリニックにおけるオウンドメディアの具体的な活用法を紹介します。
オウンドメディアでは、よりユーザーニーズを考慮した有益なコンテンツを発信することが最も大切です。患者の悩みや疑問に対し、専門家の目線からしっかり答えることで、患者との信頼関係を構築できます。
オウンドメディアは広告と違って、コストをかけずに行える集客方法です。もちろん、発信するコンテンツの作成などにおいて時間と労力がかかるものの、作成したコンテンツは自院の資産となって残ります。そのため、費用対効果は非常に高いと言えるでしょう。
ただし、オウンドメディアの効果は検索結果に反映されるまでに時間がかかります。成果が出るまでには、少なくとも半年ほどの期間が必要だと考えておきましょう。長期的に有益な情報を提供し続けることで、検索エンジンからの評価が高まり、検索結果の上位に表示されやすくなります。
SNSとは、インターネットを通じて人々との交流が楽しめるサービスのことです。日本では、下記が代表的なSNSだと言われています。
SNSには多くの種類があるため、すべてのSNSを器用に運用することは困難です。活用するSNSを選ぶ際には、まず利用者の属性をチェックしましょう。
自院のターゲットに合うSNSを判別するため、各SNSの利用者属性とユーザーの特徴を紹介します。
SNSの種類 利用者属性 ユーザーの特徴 ツイッター(Twitter)10代~30代の男女若年層の利用が多い フェイスブック(Facebook)20代~40代の男女中年層の利用が多い インスタグラム(Instagram)10代~30代の女性若年層の利用が多い ライン(LINE)10代~60代の男女幅広い世代に利用される
出典:総務省情報通信政策研究所「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」
各SNSの利用者層データを見ると、美容クリニックのターゲットはインスタグラムのユーザーが適していると言えるでしょう。年齢層が比較的若く、女性の利用者が多い点が美容クリニックの需要と合致しています。
美容クリニックがWeb集客を展開する際には、医療広告ガイドラインに準拠する必要があります。医療広告ガイドラインとは、厚生労働省が設ける医療法における病院等の広告規制を指します。
医療広告ガイドラインの対象となるWeb集客の具体例には、美容クリニックのホームページ・院長ブログ・SNS等が挙げられます。クリニック名が特定できる媒体にリンクが張られている場合は、すべて医療広告扱いとなるため注意しましょう。
医療広告ガイドラインに違反した場合、6ヵ月以下の懲役、または最大30万円の罰金が科せられる可能性があります。さらに罰則だけでなく美容クリニックの評判も落としかねません。最悪の場合、売上の大幅な減少にも繋がってしまうでしょう。
では、Web集客において具体的にどのような行為が禁止されているのでしょうか。ここからは、医療広告ガイドラインに関する主な注意点を解説します。
虚偽の内容を含む広告は、罰則付きで禁止されています。医療クリニックのホームページやブログにおいても、事実と異なる情報を掲載することは避けましょう。虚偽の内容と判断される具体的な文章には、下記の例が挙げられます。
リスクがない手術は医学上存在しないため、上記の文章はすべて虚偽とみなされます。
また、施術前後の写真において加工や修正を行うことも禁じられているため、効果をより大きく見せるために、無理やり画像を加工することは避けましょう。
さらに、数字を示した場合にはデータの根拠となる具体的な調査が必要です。例えば「〇%の満足度」という言葉を使った場合には、客観的な事実であることを証明しなければなりません。回答した患者数が非常に限られている調査や、意図的に誘導された調査の結果は記載できません。
医療広告ガイドラインにおいて、他の美容クリニックと比較して優良であるような内容を記載することは禁止されています。
比較優良広告の具体例には、下記の文章が挙げられます。
「日本有数」「県内一」「最高」等の優秀性や最上級に該当する表現は、たとえ事実だとしても優良性に誤認を与える恐れがあるため使用できません。
また、有名人との関連を強調する表現も、患者を不当に誘引する恐れから比較有料広告とみなされます。
ただし、合理的な根拠や客観的な実証を提示できる事実であれば、優秀性や最上級に該当する表現を除くことで文章として記載できます。調査結果の引用による広告の場合、調査の実施主体・調査範囲・実施時期等を併記しましょう。
ホームページやブログに記載する内容は、たとえ事実であっても、不当に誇張する表現や誤認させるおそれのある文章は記載できません。
誇大広告に関して、文章の具体例を挙げながら問題点を解説します。
示された年月における医師数が事実だとしても、現在の医師数が大きく減少している場合は誇大広告とみなされます。
記載されている学会・協会が活動実態のない団体の場合、誇大広告とみなされます。認定の記載は、客観的に一定の活動実態が確認される団体であるかをきちんと調査しましょう。
美容クリニックが知事の許可を得て開設することは、法における当然の義務です。閲覧者に特別な許可を得ているかのような誤認を与えるおそれがあります。
上記の費用は5ヵ所施術した場合の料金であり、1ヵ所のみ施術した場合は費用が異なります。注釈が付いていても小さな文字や離れた箇所で記載してあり、閲覧者が注釈を見落とすおそれがある場合は誇大広告として扱われます。
上記の例では、従来の手術のリスクが高いとする具体的な根拠が示されていません。リスクを強調し、特定の手術へ誘導している文章は誇大広告とみなされます。
実際に施術をした患者による体験談や口コミは、ユーザーにとって有益な情報となります。そのため、ホームページやブログに、美容クリニックの施術を受けた方の体験談を記載しようと考える方もいるでしょう。
しかし、患者自身や家族からの伝聞に基づく体験談については、医療広告ガイドラインで禁止されています。たとえ内容が事実であったとしても、体験談を記載することは避けるべきです。
体験談は、個々の患者の状態によって感想や結果が異なります。閲覧者に誤認を与える恐れがあるため、医療に関する広告としては認められません。
しかし、個人が運営するWebサイトやSNS、第三者が運営する口コミサイトにおいては、情報に関してクリニック側から関与できないため、基本的には医療広告に該当しません。
ただし、医療機関側からの報酬や広告料等、何らかの便宜を図った場合は禁止の対象となります。患者に対して金銭や割引クーポン等の報酬を渡して、口コミを依頼することは避けましょう。
ビフォーアフター写真は、施術効果を視覚的にわかりやすく伝えられます。美容クリニックにおいても、ホームページやブログにビフォーアフター写真を掲載しようと考える方は多いでしょう。
しかし、2018年6月に医療法が改正されたことに伴い、ビフォーアフター写真にも広告規制が適用されるようになりました。ホームページやブログにビフォーアフター写真を掲載する場合は、詳細説明の併記が求められます。
詳細説明の具体的な内容には、下記が挙げられます。
また、上記の詳細説明の掲載場所は、閲覧者にわかりやすいよう十分配慮する必要があります。極端に小さな文字での記載や、リンクを張って別のページに記載することは避けるべきです。
大手美容クリニックと対抗するためには、差別化を図って集客する必要があります。差別化の中でも特に重要なポイントは、下記の2つです。
〇自院が得意な治療に特化して宣伝する
美容クリニックが行う施術内容は、多岐にわたります。すべての治療で商圏におけるトップを取ることは困難です。そのため、自院が得意とする治療に絞って宣伝しましょう。特定の治療をクリニックの強みにすることで、ブランド力を高めることもでき、大手にも対抗できるはずです。
〇自院の商圏にいる患者を囲い込む
大手美容クリニックは全国に店舗を展開することが多いため、規模での対抗は困難でしょう。しかし、地域密着型という経営方法であれば、成功の可能性は十分にあります。対象となる商圏を絞ることで、「地元では〇〇クリニック」という印象を与えられるでしょう。
ホームページやリスティング広告は、医療広告ガイドラインを守りながら魅力をアピールしなければなりません。知識の少ない方にとって、数ある規制の中で適切な方法で集客を行うことは、簡単ではありません。
そこで注目すべき方法が、SNSを利用した集客術です。
SNSの中でもインスタグラムは、美容クリニックの魅力を手軽に伝える手段として最も適しています。ここからは、インスタグラムが美容クリニックの集客におすすめな理由を詳しく解説します。
インスタグラムは、若年層の女性が主要ユーザーであることを前述しました。しかし、40代~50代の利用も年々増加傾向にあります。
【年代別】インスタグラムの利用率 20代 30代 40代 50代 平成30年度63.2%44%35.8%24.4% 令和元年度64%48.6%32.5%30.9%
出典:「平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」
このように、インスタグラムのユーザー属性は、美容クリニックが集客したいターゲットと一致しています。幅広いユーザーに対して自院を認知してもらえることは、インスタグラムの大きなメリットと言えるでしょう。
インスタグラムは、写真や動画に特化したSNSです。写真広告や動画広告は文章と比較して医療広告ガイドラインの影響を受けにくいため、美容クリニックの集客手段として適しているでしょう。
クリニックの内装(受付・個室など)の写真や、施術前後の様子の動画をアップロードすると、施術効果を視覚的に理解してもらえます。ただし前述のとおり、ビフォーアフター写真を掲載する場合は医療広告ガイドラインに抵触しないよう、動画を加工せずに詳細を併記する必要があります。
さらに顧客獲得の手段として、インスタグラムのストーリーズ機能も有効です。ストーリーズ機能は、通常の投稿と違い24時間限定の投稿となるため、クーポンやキャンペーンの告知手段として効果的でしょう。
多くのインスタグラムユーザーは、ハッシュタグで投稿を検索します。ハッシュタグとは、「#」の後に特定のキーワードを付与し、検索しやすいようにタグ化して投稿する機能を指します。
ただし、一般的な用語をハッシュタグに設定しても、多くの投稿の中に埋もれてしまいます。さらに、過剰な量のハッシュタグを設定すると、かえって見栄えが悪くなります。ハッシュタグは、効果的なキーワードを適切な数で設定することが肝心です。
インスタグラムを利用して集客するためには、まず自院アカウントの存在をターゲットに知ってもらう必要があります。ターゲットとなるユーザーをフォローしたり、投稿に「いいね」を押したりする方法が有効でしょう。
ただし、フォローや「いいね」からアカウントを認知してもらうまでには長い期間が必要であり、即時的な効果は見込めません。さらに、フォローや「いいね」をする作業は時間や労力を要します。
そこでおすすめなのが、自動で他アカウントの投稿に「いいね」やフォローをする「自動いいねツール」です。自動いいねツールを導入することにより、時間と労力を要する作業がすべて自動で行えるようになります。
インスタグラムを運用する「自動いいねツール」には、いくつかの種類が存在します。数あるツールの中でも特におすすめなのが、Limが提供する自動いいねツールです。
Limが提供する自動いいねツールには、下記3つの特徴があります。
①アカウントの凍結リスクが非常に低い
インスタグラムの運用ツールを利用する際に、最も気を付けなければならない点が「アカウントの凍結リスク」です。
フォローや「いいね」のアクション数が一定回数を上回ると、インスタグラムから迷惑行為として認定され、アカウントが凍結されてしまいます。しかしLimが提供する自動いいねツールは、人工知能の分析により、アクションの規定数を上回らない回数でフォローや「いいね」のアクションを実施することが可能です。
②人工知能が的確なターゲティングを行う
Limが提供する自動いいねツールは、美容クリニックに関する情報に興味があるユーザーを人工知能が分析し、的確なターゲティングを行ったうえで「いいね」やフォローなどのアクションを起こします。そのため、単純にフォロワー数を増やすだけでなく、見込み客となる優良なフォロワーを増やすことが可能だと言えるでしょう。
③特定のエリアをターゲティングできる
自院から遠い場所に住むユーザーへアクションしても、集客効果はほとんど見込めないでしょう。Limが提供する自動いいねツールは、位置情報収集技術を有しており、過去1ヵ月以内に指定エリアにいたユーザーをターゲティングできます。自院の住所を指定エリアとすることで、地元ユーザーなど特定のユーザーへ向けた訴求が可能です。
インターネット全盛期とも言える現代では、美容クリニックも時代に合った集客方法を考えていかなければなりません。特にSNSを使った集客方法は、口コミを重要視するユーザーへ効果的にアプローチできるでしょう。
中でも、インスタグラムの開設と自動いいねツールの利用は、広告にかける予算を抑え、かつ煩わしい作業はなしに実施できる集客術として、非常に有効です。面倒な設定も必要なく手軽に試せるため、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。
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新規顧客の獲得とリピーターの増加は、美容クリニックの売上をアップさせられる大きな要素となります。
美容クリニックを安定的に経営するためには、技術力や料金面ではなく、集客力が最も大切です。
また、集客力を維持させるためには、集客の仕組みを作らなければなりません。
しかし美容クリニックの経営者やマーケティング担当者は、どのようにして集客すれば良いのか悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回は、Webマーケティング戦略を利用した具体的な集客方法について解説します。
効果的な集客方法を行いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.美容クリニックのWeb集客方法|効果的に集患するポイント
近年は若者を中心に美容整形への抵抗感が下がり、美容クリニックの注目度も上がっています。その分、美容クリニックの競合が多く、集客には工夫が求められるでしょう。
そこで着目すべき集客方法が、インターネットを利用したWeb戦略です。
特に美容整形は、プライベートな悩みに関連しているため、インターネットによる検索需要も高くなります。
では、Webによる集客で売上を増加させるためにはどのような方法が存在するのでしょうか。まずは、代表的な6つの広告手法について、押さえるべきポイントを解説します。
1-1.①ホームページ
人々が日常的にインターネットを利用する現代において、自院のホームページを開設することは必須と言っても過言ではありません。
ホームページがあると、施術方法や料金がより詳しくわかるため、患者の安心感にも繋がります。
インターネットで美容クリニックを探している方が、来院するきっかけにもなるでしょう。
ただし、ホームページはただ作成すれば良いわけではありません。
ホームページ開設には、必ず押さえておきたいポイントが存在します。
1-1-1.疑問や不安を解消するコンテンツを用意する
美容クリニックのホームページを開設する際は、検索するユーザーが何を求めてホームページを閲覧するのかをまず考えましょう。
「施術方法は危険ではないだろうか?」
「高額な料金を請求されたりしないだろうか?」
「美容整形を行う医師は信頼できるだろうか?」
検索する人の多くは、上記のようにさまざまな観点からの疑問や不安を抱えています。
美容クリニックにとっては、このような不安を解消するためのコンテンツを用意することが大切です。
例として、ホームページに記載しておくべきコンテンツには下記が挙げられます。
美容クリニックに限らず、どのようなお店だとしても、お店に訪れたことのないユーザーが、治療方法や施術内容、さらにスタッフや料金といった情報を知りたいと考えることは当然です。
そのため、ホームページに掲載するコンテンツにおいて最も大切なのは、「情報を開示してユーザーを安心させること」だと言えるでしょう。
1-1-2.クリニックの魅力が伝わるデザインにする
ホームページを訪れた方がコンテンツを読むかどうかは、デザインが大きく影響します。
ホームページを訪問してくれた方に安心感を抱かせるような、優しく清潔感のある印象を与えるために、明るく整然としたデザインにすることがおすすめです。
ホームページのデザインにおいて、最も大きな影響を与えるのは「色」です。明るさや優しさをイメージさせる色の中から、自院の雰囲気とマッチした色を選びましょう。
多くの美容クリニックでは、明度の高い「青・緑」「ベージュ・ピンク・白」を組み合わせる例が多く見られます。
暗いイメージを連想させる色や明度の低い色は、極力使用しないようにしましょう。
1-1-3.地域名×治療名のキーワードでSEO対策を行う
ホームページを単純に作成・運用するだけでは、多くの方に見てもらうことはできません。
GoogleやYahoo!などの検索サイトからホームページへの流入数を増やすためには、SEO対策を行う必要があります。
SEO対策とは「検索エンジン最適化」とも呼ばれ、検索結果の上位に自身のホームページを表示させ、露出度やクリック率を高めるために行う施策のことです。
美容クリニック業界においては、競合のホームページが多く存在します。
競合のホームページに勝つためには、検索サイトに上位表示させ、ユーザーからのクリック率を高める必要があります。
規模が小さい美容クリニックの場合、競合性の高いキーワード(ビッグキーワードなど)で勝負しても対抗できません。
しかし複合キーワードは、ビッグキーワードよりも競合性が非常に低いため、規模が小さい美容クリニックでも上位表示の可能性は充分にあります。
そのため、規模の小さい美容クリニックが上位表示を目指すなら、治療名と地域名を組み合わせた複合キーワードでSEO対策を行うことがおすすめです。
1-1-4.独自性と専門性がある情報を発信する
検索エンジンは、ホームページを評価して検索結果の掲載順位を決めています。
検索エンジンの評価基準として重要なポイントは、検索ユーザーにとって有益な情報を発信すること、さらに一つひとつのコンテンツに独自性と専門性を有することです。
文字の多さではなく質の高さを重視し、信頼できる情報源をもとにコンテンツを作成しましょう。
しかし、信頼できる情報源の「単純な二次コンテンツ」となると、独自性が損なわれてしまいます。
そのため、自身の経験や体験を踏まえるなどして、他のホームページにはない情報を掲載しながら、コンテンツに付加価値を生み出すことが大切です。
1-2.②リスティング広告
ホームページに顧客を誘導するためには、Web広告が有効です。
特にリスティング広告は、キーワードをもとにターゲットが絞られるため、より関心が高いユーザーにホームページをアピールできます。
リスティング広告とは、検索連動広告とも呼ばれ検索キーワードに応じて検索結果の上部に表示される広告を指します。
美容クリニックは、美容に関心があるユーザーをターゲットにしたいため、特に有効な種類の広告と言えるでしょう。
ただし、リスティング広告を効果的に利用するためにはいくつかのテクニックがあります。
特に重要なポイントは、「キーワードと文章の一致」そして「ランディングページの作成」です。
1-2-1.キーワードと文章の内容を一致させる
リスティング広告を運用するのであれば、効果を測定し広告の有効性をチェックすることは欠かせません。
広告のクリック率が低い場合は、広告文の問題点を探す必要があります。
リスティング広告で大切なポイントは、キーワードと文章の一致です。
例えば「ヒアルロン酸注入」というキーワードに対し「美肌メニューのご案内」という文章を設定したとします。
「ヒアルロン酸注入」で検索したユーザーが知りたい情報は、ヒアルロン酸注入の具体的な方法や効果についてです。
ヒアルロン酸注入について知りたいユーザーに対し、美肌メニューを案内しても、ユーザーが満足できる情報を十分に提供することはできません。
キーワードと文章を一致させるためには、ユーザーの検索意図を考えることが大切です。
キーワードから見える顕在的なニーズはもちろん、ユーザー自身も気付けていないであろう潜在的なニーズにも応えられるコンテンツを作成しましょう。
1-2-2.反響を呼ぶランディングページを作る
美容クリニックにおいて、ホームページを作る目的となる最初のゴールは、「カウンセリング予約・受診」です。
このように、反響に関する最終的な成果をコンバージョンと呼びます。
コンバージョンを増やすために有効的な手段が、ランディングページの作成です。
ランディングページはLPとも呼ばれ、Webサイトの中で訪問者が最初にアクセスするページを指します。
ランディングページは複数のサービスの中から1つのサービスに絞って訪問ユーザーにアピールできるため、ターゲットを明確に設定できます。
また、ランディングページはリスティング広告との相性も抜群です。
特定のキーワード検索に的を絞ったページを作成することで、リスティング広告とランディングページを連動させられるため、着実な集客が見込めるでしょう。
1-3.③ポータルサイト
「地域名×美容クリニック」と検索すると、上位にはクリニックのホームページだけでなく、ポータルサイトも表示される傾向にあります。
美容業界においては、「ホットペッパービューティ」など、美容業界に特化したポータルサイトが代表的と言えるでしょう。
ポータルサイトでは、一つのホームページからさまざまなクリニックの情報を知ることができます。その利便性の高さから、利用ユーザーは多く存在します。
美容クリニックのホームページをポータルサイトに掲載しておくことで、訪問ユーザーの流入経路を増やすことができます。
ただし、ただポータルサイトに自院を掲載しておくだけでは、ポータルサイトからの流入は期待できません。
1-3-1.自院の強みを中心に掲載情報を充実させる
美容業界のポータルサイトでは、クリニックの基本情報や施術メニューに加え、写真や地図、さらにクーポンなどさまざまな情報も登録できます。
ポータルサイトには、数多くの競合ホームページが掲載されています。
その中から自院のホームページへ誘導するためには、他院にはないアピールポイントを掲載し、クリニック情報を見たユーザーに関心を持ってもらわなければなりません。
他院で実施していないオリジナルサービスがある場合は、大きな強みとなるはずです。
ただし、ポータルサイトによっては自由に書けるスペースが制限されている場合もあります。その場合は、キャッチコピーや写真で独自性を少しでもアピールしましょう。
1-4.④Googleマイビジネス
近年のGoogleは、マップ・地図に力を入れており、特定のキーワードで検索した際、検索結果の上部にローカル情報が表示される傾向にあります。
このローカル情報は、「Googleマイビジネス」にオーナー登録をして店舗情報を記載しなければ、表示させることができません。
上部に表示された店舗情報からお店を選ぶユーザーも多く、「じっくりお店を選ぶ時間もないため、とにかく今すぐお店に行きたい」層を取り込むことができます。
そのため、Googleマイビジネスの登録は、美容クリニックにとって必須の作業と言っても過言ではないでしょう。
Googleマイビジネスは、Googleの検索結果や地図で表示される情報を一元管理できるサービスです。
ここからは、情報を登録する際に有効的なテクニックや、注意するべき重要なポイントを解説します。
1-4-1.正確な情報を入れて画像を投稿する
前述のとおり、Googleマイビジネスに登録している店舗情報は、特定のキーワードで検索した際、検索結果の上部もしくは右側に店舗情報が表示されます。
見やすい位置に表示されるため、クリニックへの訪問を考えるユーザーが情報をチェックする可能性は非常に高いと言えるでしょう。
クリニックへの訪問を考えるユーザーにとって、下記の情報は大切です。
Googleマイビジネスでは、上記の情報を正確に登録しておきましょう。
また、検索画面には店舗情報とともに写真も表示されます。
より簡単に自院を知ってもらえるよう、外観や内装、さらに施術メニューの画像も必ず掲載しましょう。
1-4-2.悪い口コミには誠実な対応で返信する
Googleマイビジネスには口コミ機能が付属しており、訪問者が投稿した口コミが表示されます。
さらに、投稿された口コミへの返信も、すべてのユーザーが閲覧できるようになっています。
クリニックの評判や良さは、実際に利用した方からの口コミで判断するユーザーも多く、Googleマイビジネスの中でとても重要な項目です。
しかし、Googleマイビジネスの口コミには、ネガティブな内容が書かれることもあります。
たとえオーナーであっても、悪い口コミを削除することはできません。
もしも悪い口コミを投稿されたとしても、実際に自院で施術を受けた患者からの貴重な意見として受け止め、誠実な対応で返信しましょう。
どのような口コミにも丁寧に対応することで、かえって好印象を与えられます。
1-5.⑤オウンドメディア
オウンドメディアとは、企業が独自に運用するメディアを指します。
オウンドメディアも抜群の宣伝効果が期待できるものの、自院の公式ホームページなどとは違った切り口で運用を行うこととなるため、工夫が必要です。
ここからは、美容クリニックにおけるオウンドメディアの具体的な活用法を紹介します。
1-5-1.有益なコンテンツを長期にわたり発信する
オウンドメディアでは、よりユーザーニーズを考慮した有益なコンテンツを発信することが最も大切です。
患者の悩みや疑問に対し、専門家の目線からしっかり答えることで、患者との信頼関係を構築できます。
オウンドメディアは広告と違って、コストをかけずに行える集客方法です。
もちろん、発信するコンテンツの作成などにおいて時間と労力がかかるものの、作成したコンテンツは自院の資産となって残ります。
そのため、費用対効果は非常に高いと言えるでしょう。
ただし、オウンドメディアの効果は検索結果に反映されるまでに時間がかかります。
成果が出るまでには、少なくとも半年ほどの期間が必要だと考えておきましょう。
長期的に有益な情報を提供し続けることで、検索エンジンからの評価が高まり、検索結果の上位に表示されやすくなります。
1-6.⑥SNS
SNSとは、インターネットを通じて人々との交流が楽しめるサービスのことです。
日本では、下記が代表的なSNSだと言われています。
SNSには多くの種類があるため、すべてのSNSを器用に運用することは困難です。
活用するSNSを選ぶ際には、まず利用者の属性をチェックしましょう。
1-6-1.自院のターゲットに合うSNSを活用する
自院のターゲットに合うSNSを判別するため、各SNSの利用者属性とユーザーの特徴を紹介します。
出典:総務省情報通信政策研究所「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」
各SNSの利用者層データを見ると、美容クリニックのターゲットはインスタグラムのユーザーが適していると言えるでしょう。
年齢層が比較的若く、女性の利用者が多い点が美容クリニックの需要と合致しています。
2.美容クリニックがWeb集客を展開する際の注意点
美容クリニックがWeb集客を展開する際には、医療広告ガイドラインに準拠する必要があります。
医療広告ガイドラインとは、厚生労働省が設ける医療法における病院等の広告規制を指します。
医療広告ガイドラインの対象となるWeb集客の具体例には、美容クリニックのホームページ・院長ブログ・SNS等が挙げられます。
クリニック名が特定できる媒体にリンクが張られている場合は、すべて医療広告扱いとなるため注意しましょう。
医療広告ガイドラインに違反した場合、6ヵ月以下の懲役、または最大30万円の罰金が科せられる可能性があります。
さらに罰則だけでなく美容クリニックの評判も落としかねません。最悪の場合、売上の大幅な減少にも繋がってしまうでしょう。
では、Web集客において具体的にどのような行為が禁止されているのでしょうか。
ここからは、医療広告ガイドラインに関する主な注意点を解説します。
2-1.虚偽広告は罰則付きで禁止されている
虚偽の内容を含む広告は、罰則付きで禁止されています。
医療クリニックのホームページやブログにおいても、事実と異なる情報を掲載することは避けましょう。
虚偽の内容と判断される具体的な文章には、下記の例が挙げられます。
リスクがない手術は医学上存在しないため、上記の文章はすべて虚偽とみなされます。
また、施術前後の写真において加工や修正を行うことも禁じられているため、効果をより大きく見せるために、無理やり画像を加工することは避けましょう。
さらに、数字を示した場合にはデータの根拠となる具体的な調査が必要です。
例えば「〇%の満足度」という言葉を使った場合には、客観的な事実であることを証明しなければなりません。
回答した患者数が非常に限られている調査や、意図的に誘導された調査の結果は記載できません。
2-2.比較優良広告は出さない
医療広告ガイドラインにおいて、他の美容クリニックと比較して優良であるような内容を記載することは禁止されています。
比較優良広告の具体例には、下記の文章が挙げられます。
「日本有数」「県内一」「最高」等の優秀性や最上級に該当する表現は、たとえ事実だとしても優良性に誤認を与える恐れがあるため使用できません。
また、有名人との関連を強調する表現も、患者を不当に誘引する恐れから比較有料広告とみなされます。
ただし、合理的な根拠や客観的な実証を提示できる事実であれば、優秀性や最上級に該当する表現を除くことで文章として記載できます。
調査結果の引用による広告の場合、調査の実施主体・調査範囲・実施時期等を併記しましょう。
2-3.誇大広告でユーザーの期待をあおらない
ホームページやブログに記載する内容は、たとえ事実であっても、不当に誇張する表現や誤認させるおそれのある文章は記載できません。
誇大広告に関して、文章の具体例を挙げながら問題点を解説します。
示された年月における医師数が事実だとしても、現在の医師数が大きく減少している場合は誇大広告とみなされます。
記載されている学会・協会が活動実態のない団体の場合、誇大広告とみなされます。
認定の記載は、客観的に一定の活動実態が確認される団体であるかをきちんと調査しましょう。
美容クリニックが知事の許可を得て開設することは、法における当然の義務です。
閲覧者に特別な許可を得ているかのような誤認を与えるおそれがあります。
(※5ヵ所施術による1ヵ所当たりの費用)
上記の費用は5ヵ所施術した場合の料金であり、1ヵ所のみ施術した場合は費用が異なります。
注釈が付いていても小さな文字や離れた箇所で記載してあり、閲覧者が注釈を見落とすおそれがある場合は誇大広告として扱われます。
上記の例では、従来の手術のリスクが高いとする具体的な根拠が示されていません。
リスクを強調し、特定の手術へ誘導している文章は誇大広告とみなされます。
2-4.患者の主観的な体験談は載せない
実際に施術をした患者による体験談や口コミは、ユーザーにとって有益な情報となります。そのため、ホームページやブログに、美容クリニックの施術を受けた方の体験談を記載しようと考える方もいるでしょう。
しかし、患者自身や家族からの伝聞に基づく体験談については、医療広告ガイドラインで禁止されています。
たとえ内容が事実であったとしても、体験談を記載することは避けるべきです。
体験談は、個々の患者の状態によって感想や結果が異なります。
閲覧者に誤認を与える恐れがあるため、医療に関する広告としては認められません。
しかし、個人が運営するWebサイトやSNS、第三者が運営する口コミサイトにおいては、情報に関してクリニック側から関与できないため、基本的には医療広告に該当しません。
ただし、医療機関側からの報酬や広告料等、何らかの便宜を図った場合は禁止の対象となります。
患者に対して金銭や割引クーポン等の報酬を渡して、口コミを依頼することは避けましょう。
2-5.ビフォーアフター写真には詳細を併記する
ビフォーアフター写真は、施術効果を視覚的にわかりやすく伝えられます。
美容クリニックにおいても、ホームページやブログにビフォーアフター写真を掲載しようと考える方は多いでしょう。
しかし、2018年6月に医療法が改正されたことに伴い、ビフォーアフター写真にも広告規制が適用されるようになりました。
ホームページやブログにビフォーアフター写真を掲載する場合は、詳細説明の併記が求められます。
詳細説明の具体的な内容には、下記が挙げられます。
また、上記の詳細説明の掲載場所は、閲覧者にわかりやすいよう十分配慮する必要があります。
極端に小さな文字での記載や、リンクを張って別のページに記載することは避けるべきです。
3.大手美容クリニックと差別化して集客するポイント
大手美容クリニックと対抗するためには、差別化を図って集客する必要があります。
差別化の中でも特に重要なポイントは、下記の2つです。
〇自院が得意な治療に特化して宣伝する
美容クリニックが行う施術内容は、多岐にわたります。すべての治療で商圏におけるトップを取ることは困難です。
そのため、自院が得意とする治療に絞って宣伝しましょう。
特定の治療をクリニックの強みにすることで、ブランド力を高めることもでき、大手にも対抗できるはずです。
〇自院の商圏にいる患者を囲い込む
大手美容クリニックは全国に店舗を展開することが多いため、規模での対抗は困難でしょう。
しかし、地域密着型という経営方法であれば、成功の可能性は十分にあります。
対象となる商圏を絞ることで、「地元では〇〇クリニック」という印象を与えられるでしょう。
4.美容クリニックにおすすめの集客術は「インスタグラム(Instagram)」
ホームページやリスティング広告は、医療広告ガイドラインを守りながら魅力をアピールしなければなりません。
知識の少ない方にとって、数ある規制の中で適切な方法で集客を行うことは、簡単ではありません。
そこで注目すべき方法が、SNSを利用した集客術です。
SNSの中でもインスタグラムは、美容クリニックの魅力を手軽に伝える手段として最も適しています。
ここからは、インスタグラムが美容クリニックの集客におすすめな理由を詳しく解説します。
4-1.幅広いユーザーに自院を認知してもらえる
インスタグラムは、若年層の女性が主要ユーザーであることを前述しました。
しかし、40代~50代の利用も年々増加傾向にあります。
出典:「平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」
出典:総務省情報通信政策研究所「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」
このように、インスタグラムのユーザー属性は、美容クリニックが集客したいターゲットと一致しています。
幅広いユーザーに対して自院を認知してもらえることは、インスタグラムの大きなメリットと言えるでしょう。
4-2.写真や動画で自院の魅力をアピールできる
インスタグラムは、写真や動画に特化したSNSです。
写真広告や動画広告は文章と比較して医療広告ガイドラインの影響を受けにくいため、美容クリニックの集客手段として適しているでしょう。
クリニックの内装(受付・個室など)の写真や、施術前後の様子の動画をアップロードすると、施術効果を視覚的に理解してもらえます。
ただし前述のとおり、ビフォーアフター写真を掲載する場合は医療広告ガイドラインに抵触しないよう、動画を加工せずに詳細を併記する必要があります。
さらに顧客獲得の手段として、インスタグラムのストーリーズ機能も有効です。
ストーリーズ機能は、通常の投稿と違い24時間限定の投稿となるため、クーポンやキャンペーンの告知手段として効果的でしょう。
4-3.ハッシュタグでターゲットに訴求できる
多くのインスタグラムユーザーは、ハッシュタグで投稿を検索します。
ハッシュタグとは、「#」の後に特定のキーワードを付与し、検索しやすいようにタグ化して投稿する機能を指します。
ただし、一般的な用語をハッシュタグに設定しても、多くの投稿の中に埋もれてしまいます。
さらに、過剰な量のハッシュタグを設定すると、かえって見栄えが悪くなります。
ハッシュタグは、効果的なキーワードを適切な数で設定することが肝心です。
4-4.ツールを導入すれば効率的に集客できる
インスタグラムを利用して集客するためには、まず自院アカウントの存在をターゲットに知ってもらう必要があります。
ターゲットとなるユーザーをフォローしたり、投稿に「いいね」を押したりする方法が有効でしょう。
ただし、フォローや「いいね」からアカウントを認知してもらうまでには長い期間が必要であり、即時的な効果は見込めません。
さらに、フォローや「いいね」をする作業は時間や労力を要します。
そこでおすすめなのが、自動で他アカウントの投稿に「いいね」やフォローをする「自動いいねツール」です。
自動いいねツールを導入することにより、時間と労力を要する作業がすべて自動で行えるようになります。
4-4-1.インスタグラム運用ツールは「Lim」がおすすめ!
インスタグラムを運用する「自動いいねツール」には、いくつかの種類が存在します。
数あるツールの中でも特におすすめなのが、Limが提供する自動いいねツールです。
Limが提供する自動いいねツールには、下記3つの特徴があります。
①アカウントの凍結リスクが非常に低い
インスタグラムの運用ツールを利用する際に、最も気を付けなければならない点が「アカウントの凍結リスク」です。
フォローや「いいね」のアクション数が一定回数を上回ると、インスタグラムから迷惑行為として認定され、アカウントが凍結されてしまいます。
しかしLimが提供する自動いいねツールは、人工知能の分析により、アクションの規定数を上回らない回数でフォローや「いいね」のアクションを実施することが可能です。
②人工知能が的確なターゲティングを行う
Limが提供する自動いいねツールは、美容クリニックに関する情報に興味があるユーザーを人工知能が分析し、的確なターゲティングを行ったうえで「いいね」やフォローなどのアクションを起こします。
そのため、単純にフォロワー数を増やすだけでなく、見込み客となる優良なフォロワーを増やすことが可能だと言えるでしょう。
③特定のエリアをターゲティングできる
自院から遠い場所に住むユーザーへアクションしても、集客効果はほとんど見込めないでしょう。
Limが提供する自動いいねツールは、位置情報収集技術を有しており、過去1ヵ月以内に指定エリアにいたユーザーをターゲティングできます。
自院の住所を指定エリアとすることで、地元ユーザーなど特定のユーザーへ向けた訴求が可能です。
まとめ
インターネット全盛期とも言える現代では、美容クリニックも時代に合った集客方法を考えていかなければなりません。
特にSNSを使った集客方法は、口コミを重要視するユーザーへ効果的にアプローチできるでしょう。
中でも、インスタグラムの開設と自動いいねツールの利用は、広告にかける予算を抑え、かつ煩わしい作業はなしに実施できる集客術として、非常に有効です。
面倒な設定も必要なく手軽に試せるため、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。
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